PURPLE PIE CITY

PURPLE PIE CITYとは…
hacosukeオリジナルコンテンツである架空のカートゥーンアニメです。
映像作品はhacosukeのYouTubeチャンネルで配信中。

Summary
作品名:PURPLE PIE CITY
読み方:パープルパイシティ
ストーリー:パープルパイシティ、そこは美しくて理想的な街。この街で生まれた者は誕生日に贈られるグリーティングカードによって”ゴールド”か”パープル”にラベリングをされ、皆が役割に従って生きている。次代の悪の君主であるベルーカは、宿敵であるヒーロー ティファニーと戦うことを周囲から期待されているが、ティファニーの置かれた環境や彼女の精神状態にある違和感を感じ
始めていた。

Character

ティファニー/Tiffany Python
パープルパイシティ最高のヒーロー。
ポジティブでハッピーなパワーでシティの平和を守っている。

かつて街にはヒーローが8人存在したが、今は彼女しかいない。

ベルーカ/Beluca Bamberger
次代の悪の君主。パープルパイシティのヴィランを束ね、かつてない支配者となるために学びを欠かさない。自分と対をなす完全無欠のヒーロー ティファニーにアンビバレントな感情を持ち、ティファニーと現在のパープルパイシティに対してある違和感を感じている。

ジジ/Gigi Gioia
ベルーカを取り巻く友人の1人。ベルーカが最高の悪の女王になることを願っており、彼女をリスペクトしている。快楽主義で一時しのぎな遊びが好き。

セリア/Seria Simons
ベルーカを取り巻く友人の1人。知的で面倒見が良いが動物や植物を愛するが故に、動物実験を中止しない企業を襲撃したり、下水道にワニを放流した動画配信者を拷問にかけたり過激な行動に走ることがある。

リサ/Lisa Attwell
ベルーカを取り巻く友人の1人。マシンガンのように好戦的な性格。
タトゥーの入っている人が好きで、気に入った柄を見つけては皮を剥がして壁に飾っている。手先が器用で、ガレリアのために人間を捕まえてアニマトロニクスを作ろうとする。

ガレリア/Galleria Sanderson
ベルーカを取り巻く友人の1人。激情家であるリサたち3人に振り回されることが多いが、自分のペースを決して崩さない。ぬいぐるみやフィギュア、レトロなアニマトロニクスが好きで、大量に収集している。

アダム/Adam
ベルーカの元婚約者で、まだ彼女への想いを残している。
ナルシストでプライドが高く見えるが素直で社交的。
歳の離れた兄と弟がいるが、特に仲が良いわけでも悪いわけでもなく、お互いの電話番号しか知らない。

リズ/Res
パープルパイシティの共同墓地の管理人。仕事はほとんどアンダーテイカーに任せ自分は動物たちと歌ったり寝たりして楽をしている。昼からお酒を飲むのが好き。

アンダーテイカー/Undertaker
むかし、失業中に父親と死体盗掘の罪を働いたため、共同墓地で永遠の奉仕活動に従事している。囚人3人の体をロープで繋いでおり、一番上の体が本人、真ん中が父親、最後が赤の他人。

ビッキ/Bikki
むかし人間と同じ仕事に就くために多額の借金をして脚の関節手術をしたが、その負債のせいで首の回らない生活を送っている。貧しさから脱却するために選んだ”仕事”が遠因となり親友を喪うことになった。現在はトラウマとうまく付き合うためにセラピーに通っている。

フランセ/francais
ビッキの親友。就職しはじめての一人暮らしでビッキの隣の部屋に越してきた。裕福な人間の養子で、学生時代にビッキと同じ関節手術を受けている。真面目で正義感が強く、不安定なビッキを放っておくことができなかった。

コズモ/Cosmo
ノヴァとアダムの弟。悪役として振る舞うことを嫌い、ティファニーにも親しみを持って接する。執事のラットバトラーから”スーツの似合う小粋なトリックスターヴィラン”になるための指導を受けているが、前向きではない。

ノヴァ/Nova
アダムとコズモの兄。昔ながらの悪のコミュニティの首領であり、
ティファニーと戦う気配のないベルーカに痺れを切らし、義理の娘を悪のビッグボスに育てようとしている。

モンストロ/Monstro
パープルパイシティのパープルラベルが持つもうひとつの姿。左からガレリア、リサ、ベルーカ、セリア、ジジ。

Story

Episode1.「This Hero Must Die」

生まれた時に贈られるカードによって役割がラベリングされている世界の大都市の1つ”パープルパイシティ”。ゴールドラベルは自由と引き換えに安全を与えられ、パープルラベルは安全と引き換えに自由を手に入れた。

ある日、とぼけたギャングの下っ端2人組が子供と間違えてティファニーを誘拐してしまう。2人がこの街の初心者であることを知ったティファニーは車から飛び出すと持前のパワーで彼らを抱え、歌いながら街を紹介すること。楽しく歌い終わったティファニーは用事があるからと彼らをギャングのボス ノヴァの元へ送り届け颯爽と飛び去る。その様子を見て呆れたノヴァは部下に二人の始末を言い渡した。

一方、パープルラベルのジジ、セリア、リサ、ガレリアの4人は未だヒーローを倒す糸口が掴めないでいた。パープルラベルの女王 ベルーカの元に帰り、気晴らしに彼女を映画に誘うも用事を理由に断られてしまう。その用事とは宿敵であるティファニーとランチをすることだった。

Episode XX.「諦めろ、アダム」

ベルーカの元婚約者であるアダムはフラれた後も花束を抱えて彼女の元に通っている。
今日もジジたちに虫けらのようにあしらわれた彼は帰り道で偶然ティファニーと会い、彼女と一緒にセラピーに行くことに。

個人セラピーを予約しているティファニーと別れたアダムは、試しにトラウマを抱えた人たちのグループセラピーに参加することにした。最初こそ馬鹿にしていた彼だったが、ずっと誤魔化してきた傷ついた心を徐々に曝け出しベルーカを諦めるべきかとみんなに問いかける。ベルーカの事情を聞いたみんなは声を揃えてアダムに諦めろと返し、納得した様子の彼は意気投合したメンバーを誘ってバーガーを食べに行くことにした。

ふとティファニーの存在を思い出したアダムが彼女を迎えに行くと、ティファニーは白くて柔らかい部屋でひたすら自分の写真を貼った人形を殴っていた。セラピスト曰く、彼女が抱える抑えきれない暴力性を自分の分身相手に発散しているらしい。アダムは俺を殴ればいいのにと提案するも、ゴールドラベルのティファニーには他人を傷つけるという発想がなかった。

Episode XX.「アニマトロニクスを作ろう」 to be continued…

少し前の話。ショッピングをしていたリサとガレリアは中古ショップで、子供の頃に通っていたレストランの”踊るオーディオアニマトロニクス”を発見する。思わず手を伸ばすリサだったが悲惨な状態にも関わらずアニマトロニクスにはプレミア価格がついていた。ならば自分たちで作ろうと意気込んだ2人は墓地へ行き手軽な死体を探す。ところが管理人リズに最近墓荒らしのルールが厳しくなったことを告げられ、仕方なく事故が多発する急カーブで真新しいボディを待つことにした。

ようやく丁度いい死体を手に入れた2人は早速リサの家に帰り、その体を改造し、目で見て楽しい単調な動きを繰り返すだけのクラシカルなアニマトロニクスを制作する。
さあ電源を入れようとしたその時、天井から偶然落ちてきたジジによってアニマトロニクスは下敷きとなり帰らぬ人となってしまった。

可哀想なアニマトロニクスを墓地に埋葬した2人は小さな葬式をあげ、それぞれ帰路につく。
ガレリアの小さなアパートメントにはリサと共同で造った何十体ものお手製アニマトロニクスが飾ってあり、彼女は新しい玩具が手に入らなかったことに少しがっかりした。

Episode XX.「ゴート・×××××・ビンゴ・ゲーム」

農場を営むマッキントッシュ夫婦のヤギが、あるならず者に暴行された。犯人をその場で捕まえたミスター・マッキントッシュはすぐに射殺しようとしたがミセス・マッキントッシュは彼の命を弄びたいと言う。そこでパープルラベルで力のあるセリアや、ならず者の家族を呼びゴート・×××××・ビンゴ・ゲームを開催することにした。

ゴート・×××××・ビンゴ・ゲームとは、ならず者の背中に数字の形をしたスポンジを埋め込み鞭で打ち、そのうち皮が破れ肉が裂けてくるので取り出した数字で行うビンゴゲームのことである。

マッキントッシュ夫婦、セリア、ならず者の妻、幼い長女、少し年上の長男、そしてヤギたち。ビンゴゲームを楽しむ彼らだったが肝心の景品を決めていないことに誰も気づいていなかった。

Episode XX.「黒い服を着ていこう」

どこにでもいる普通のパープルラベルの少年 マイケルの生活はある日突然一変した。
仕事に出かけた父親が家の目の前で轢死し、母親が夫を生き返らせるためにカルトに入信したのだ。集会から帰ってきた母は新人のため自分が生贄を用意する必要がある、とマイケルの肩を掴む。足元をよたよたと歩くカメムシを見てマイケルが「虫は生贄になるのか」と問いかけると、母は自分が悪魔だったらそれは嬉しくないと答えた。母が彼の肩を掴む力が強くなる。その時、隣家の犬が大きく吠えた。2人はゆっくりと犬を見た。

一方、ベルーカたちはダイナーを営むレイブンに飼い犬が誘拐されたと相談を受ける。
隣の家の奴が盗んだと主張する彼女のためにベルーカたちはカルトの家に行くことに。そこで素人の集団が安い供物と引き換えに粗末な儀式をあげている様子を見た彼女たちは、本物の悪魔を呼び出したいのならこうするべきだと教団の中で位の高い人間から順番に生贄にしていく。
その騒動の中マイケルは、親に連れられてきたのなら今のうちに一緒に帰った方がいいとベルーカに言われるも目の前の出来事に目を奪われて一歩の動かなかった。

犬を抱え家から出てきたベルーカ以外の4人は頭から真っ赤になっていた。だから黒い服を着てくるべきだとベルーカは言う。

家に帰り1人になったマイケルの目は輝いていた。家族写真が飾られていたリビングには今や新しい彼の女王 ベルーカの絵が掲げられている。

Episode XX.「リサの素敵な幽霊屋敷」

アニマトロニクスを保管する部屋が手狭になったのでリサは不動産屋から格安で戸建てを買った。幽霊が出るのか、殺人鬼が出るのか、それとも薬中のホームレスが住んでいるのか尋ねるも不動産屋は曖昧に微笑むだけだった。
実際に家へ行ったリサとガレリアは扉を開けた瞬間、不穏な臭いを嗅ぎつける。キッチンに葉っぱを吸っているホームレスが2人住んでいた。それだけでなくこの家では不思議なことが起きるというホームレスの言葉にリサ1人で2階へ向かう。腐った壁の中には殺された子供たちの体と殺人鬼が隠れていた。

襲い掛かってきた殺人鬼を締め上げる頃にはリサとガレリア、ホームレスたちには奇妙な友情ができていた。住み込みのアニマトロニクス管理人として職と住居を与えることにしたリサは契約を交わすためにグリーティングカードの提示を要求する。驚いたことに、ホームレスの1人が出したのはゴールドラベルだった。

Episode XX.「墓地のアンダーテイカー」

暗い土の中でアンダーテイカーが目を覚ます。共同墓地の墓堀りの他あらゆる雑務を担当している彼は、まだこの街でラベル制度がなかった頃、父親と一緒に墓を荒らし死体を医者に売って生計を立てていたがその罰で永遠の奉仕活動に従事することとなった。
頭がアンダーテイカー、胴体の真ん中が父親で、尻尾のついた下半身は赤の他人である。

アンダーテイカーは生まれつき目が悪く、矯正器具を買う金もない。引き摺った死体袋がいつの間にか破れており、そこらじゅう白いお米の粒のようなものが散らばった。アンダーテイカーにはそれが白い花びらに見えた。拾った花びらをポケットに入れたアンダーテイカーは残りの仕事に取り掛かる。
それは米でも花びらでもなく、ただの白い蛆虫だった。

部屋中を虫だらけにしたアンダーテイカーは今日も墓地の管理人リズに怒られる。

Episode XX.「ビッキとフランセ」

かなり昔の話。
動物の姿をした住民が人間と同じ仕事を手に入れるためには脚の関節を整形手術する必要があった。

借金をして念願の脚を手に入れたうさぎのビッキと、裕福な老夫婦の養子であり同じく手術済みの犬 フランセは親友で同じアパートの隣同士に住んでいる。新人警官のフランセとは反対にビッキの職探しはうまくいかず、彼女はドラァグクイーンの猫 ダッチェスに唆され金を返済するために好色なファーリー(動物好き)相手に街角に立つことにした。初めて客を取ったビッキは車の中で、以前に見た映画に自分の境遇を重ね極限状態になり、脚に触れてきた客の首を折った。その方が楽だと彼女は学習した。

その日も同じようにビッキが街灯の下に立っていると、家族で食事を終えたフランセが車で通りかかった。いつもと違うビッキの様子にフランセは打ち明けられていなかった彼女の新しい仕事を誤解し説得しようとするがその腕は振り払われてしまう。正義感が人一倍強いフランセはダッチェスのいるバーに乗り込み彼と口論になる。ついには頭に血が上ったフランセがダッチェスに飛び掛かって嚙みつき、あまりの気迫に慄いたバーの店主がフランセを射殺した。

一方、フランセと別れ家に帰ったビッキはベッドの中で丸くなり自分は間違っていなかったのだと夜が明けるまで泣いていた。涙が乾いた頃、朝食を買うために外へ出ると隣の部屋が騒がしい。フランセの部屋には泣き崩れる彼女の両親がおりビッキは初めてフランセに何があったのかを知った。警察には狂犬病を患っていたのだと説明されたがワクチンを打っていたはずなのにと声を上げて泣く夫人の小さな背中を抱きしめながらもビッキは事実を理解できずにいた。

フランセの葬式が終わったあと、ビッキは老夫婦と食事を共にした。自分には2人の食卓につく資格がないと断ったが夫婦は娘の親友を拒まなかった。3人で手を繋いで食事の前に祈る。
葬式の時も泣かなかったのに、そこで初めて目の熱さに耐え切れなくなったビッキは唇を歪ませながら静かに瞼を閉じた。

To Be Continued…

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